EFO機能の比較とCV改善編
他社入力フォームとの比較と改善
商用Webサイトで最も重視すべき点は、広告費に対するROI(Return on Investment:投資利益率)と競合他社の動向です。掛けた広告費に対して、申込や購入(コンバージョン)がどのくらい行われたかを把握し、競争優位に立つために継続して比較と調整を行っていく必要があります。
同時に、集客人数に対してどの程度のコンバージョンが行われているのか、その比率を常に把握しておく事も重要です。広告単価が高ければ同じ金額でも集客人数は少なくなり、少ない集客数で売り上げを伸ばすには、申込比率を高める必要があります。
例:)
集客数40,000人のうち、入力フォームまで来る人を2,000人(集客数の5%)、その内、入力完了する割合を5%と仮定した場合、申込総数は100人となります。EFOを導入してコンバージョン率を6%に改善すれば120人。EFOを行わずに、同じコンバージョン率のまま、120人にする場合は、入り口ページの集客を20%以上改善する必要があり、広告支払いコストも1.2倍になってしまいます。用語集ROIコンバージョン離脱
EFOサービスのログ解析機能で判る事
コンバージョンの引き上げ数はEFOツールのログ計測機能で、ある程度推測可能です。以下のように、期待値の高いアクションがありながら、離脱しているケースは改善の可能性が極めて高いと言えます。
- 入力完了しているにも関わらず、送信時のエラー判定で離脱しているケース
- 個人情報の主要部分が入力完了しているのに、放棄されているケース
- 滞在時間が長く、途中で入力放棄されているケース
1)は、正しく入力されていればコンバージョンしていたケースです。確実な見込み顧客だったと言えます。2)3)も入力を開始しているケースのため、入力フォーム支援だけで見込み顧客になる可能性が高いと言えます。
日本語独特の複雑な入力規則が放棄率を上げている
各項目の入力規則を整理すると、既存のフォームには改善の可能性が高いことが判ります。
日本語の表現はとても多用ですので、最初に入力方法を整理する必要があるのです。■例えば 電話番号の場合
- ハイフンの有無 03-0000-0000 0300000000
- 市外局番の有無 0200-00-0000 00-0000
- 全角/半角の判定 03-0000-0000 03-0000-0000
■例えば ふりがな(フリガナ)の場合
- カタカナ/ひらがな ふりがな フリガナ
- 全角/半角の判定 フリガナ
- ふりがなに含まれる英数の全角/半角 3ちょうめ 3ちょうめ
システムの都合上、決められた形式で入力する必要があったとしても、それをユーザーに押し付け、結果離脱を増やしているのだとしたら、解決しなければ行けません。
ASP型EFOツールには、この問題を解決するための機能「日本語(入力)属性チェック機能」「入力情報最適化機能」があります。これらの機能を使えば、フォームのプログラムを修正する事無く、入力の揺らぎに対して、柔軟に対応することができます。
安易に入力フォームのプログラムを修正するのは危険
不要な改修は「コンバージョン率」を下げる危険性があります。安易に修正を繰り返しても結果は出ません。まず、EFOのログ解析機能で、どこに問題があるか把握しましょう。【確認すべき事項】
- 入力フォームに来たユニークユーザ数
- 入力が完了した人数(未送信を含む)*
- 送信ボタンを押した人数(コンバージョン数)
- 平均滞在時間
- 各フィールドにカーソルを当てた数 *
- 各フィールドに入力した人の数 *
- 各フィールドを入力完了した人の数 *
- エラーの数/エラー内容 *
*印の項目は専用ツールでしか把握できない項目
確認された内容から、改善効果の高いフィールドだけをピックアップして、修正/公開していくSTEP by STEP方式が EFOでは最も効果的なのです。これは、フォームプログラム改修では対応が難しいキーファクターです。
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